レンタルやサブスクリプションといった循環型ビジネスでは、「いまこの商品がどこにあり、どれだけ稼いでいるか」を把握することが極めて重要です。
『ZAIKA(ザイカ)』は、レンタル・リース・サブスク事業者向けに開発された在庫単位の収益管理・稼働トラッキングに特化したSaaS。
単なる在庫管理にとどまらず、「1点ごとに利益とパフォーマンスを見える化する」ための仕組みです。
ZAIKAとは?:現物1点単位で稼働・収益を管理できるSaaS
『ZAIKA』は、レンタル・サブスク・リースなど“モノが何度も使われる”ビジネスに対応した在庫運用の最適化ツールです。
在庫1点ごとに、以下のようなデータを記録・可視化できます
- 利用履歴(貸出回数・貸出日数)
- 売上金額・回収率・修繕履歴
これにより、商品ごとの「本当に稼いでいるのか?」が明確になり、経営判断の質が格段に高まります。
主要機能一覧:在庫“1点ごと”のパフォーマンスを把握する
機能カテゴリ | 機能内容 |
在庫個体の管理 | 各商品を一意に識別し、履歴と稼働状況を記録(ラベル・QRコード・RFID対応) |
利益・稼働の可視化 | 1点あたりの売上、回転数、売上などを一覧化 |
在庫状態のトラッキング | レンタル中、有効、メンテナンス中、破損などの状態をリアルタイムで確認 |
商品寿命の可視化 | 使用回数や状態から、再流通・修繕・廃棄の判断材料を提供 |
レポート出力 | CSV形式でのデータ出力、月次・商品別の集計レポート機能 |
運用スタイルに合わせた3つの管理方式
ZAIKAでは、企業の規模や在庫点数に応じて3段階の運用モードを選択できます。
モード名 | 対象規模 | 使用する識別方法 |
ラベル管理 | ~100点程度 | 手書き・簡易ラベル管理(一次元バーコードなし) |
QRコード管理 | ~500点程度 | ZAIKA発行のQRコードで一元管理 |
RFIDタグ管理 | 500点以上 | 非接触で一括スキャンが可能なRFID対応 |
小規模から始めて、大規模運用に拡張することも可能なスケーラブルな設計です。
他SaaSとの連携:カウリル1st・2nd・3rdと連動し“循環全体”を可視化
ZAIKAは、TENTが提供する他の循環型SaaSとも連携が可能です。
連携先 | 連携内容 |
カウリル1st | 貸出・返却ステータスが自動連携され、実在庫とデータが同期 |
カウリル2nd | ZAIKA上の状態に応じて再販可否を判断、再販後の収益も追跡 |
カウリル3rd | 回収・委託後の商品がZAIKAに登録され、管理対象に加わる |
これにより、「貸して、戻って、再販して、回収して…」という商品ライフサイクル全体をトラッキングできます。
よくある導入事例と活用メリット
📌 活用事例:
- 高額機材や楽器の稼働率を把握して在庫回転を最適化
- 商品1点ごとの黒字/赤字ラインを把握し、仕入・廃棄判断に活用
- 収益効率の高いアイテムを可視化し、重点的なプロモーションを実施
✅ 導入メリット:
効果 | 内容 |
経営判断の精度向上 | 在庫の“どれが儲かっているか”を数字で判断できる |
在庫効率の改善 | 滞留品や不稼働品を早期に再販・除却できる |
循環ビジネスの安定化 | 利益構造を可視化することで、継続可能な設計が可能に |
ZAIKAが目指すもの:「在庫=資産」への転換
ZAIKAの思想は、「在庫を眠らせない」「在庫を見える化する」ことだけではありません。
在庫を“資産”として動かすこと。それこそが、ZAIKAが提供する価値です。
在庫1点ごとの稼働実績・利益率・寿命を把握することは、循環型ビジネスにおけるサステナブルな経営の土台となります。
おわりに:数字で循環を回す、新しい在庫マネジメントの形
ZAIKAは、モノを売って終わりにしないビジネスのために、“数字で在庫を動かす”新しい視点を提供するSaaSです。
「この商品、今月いくら稼いでる?」
「次の仕入れ、何を優先すべき?」
「修繕にいくらかかって、次はいつ貸せる?」
ZAIKAは、こうした問いにすぐに答えられる環境を整えます。
循環を数字で回す、新しい在庫マネジメントをはじめませんか?
弊社株式会社TENTでは、お客様とレンタル事業者をつなぐプラットフォームを運営してきたノウハウから、循環型ビジネス/レンタルビジネスの実施に関するご相談をお受けしております。新たに始めるにあたってお困りの点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。