【わかりやすい】レンタルビジネスのメリットは?企業とユーザー視点で解説

【わかりやすい】レンタルビジネスのメリットは?企業とユーザー視点で解説

公開/更新日:2/14/2024

「主力事業に代わる新たな業態としてレンタルビジネスを検討してるけど、実際どうなの?」
「レンタルビジネスをこれから始めるメリットは?」

レンタルビジネスは、ユーザーに複数回レンタルしてもらうことで利益が生まれる事業です。通常のEC事業などと比べると、安定した利益が出るまで中長期的に取り組む必要がありますが、レンタルビジネスの市場は今後拡大していく可能性が高いです。

レンタルビジネス運営では、企業側としてのメリットはもちろん、ユーザーにとってのメリットもしっかり理解することが、レンタルビジネスの成功につながるでしょう。

この記事では、レンタルビジネスを始めようと考えている方のために、レンタルビジネスのメリットを企業とユーザーの視点で解説していきます。

レンタルビジネスの市場動向から丁寧に解説していますので、ぜひレンタルビジネス運営の参考にしてみてください。

【前提】レンタルビジネス市場は今後も伸びていく

レンタルビジネスとは

レンタルビジネスとは、ユーザーに対して様々な商品やサービスを一定の期間貸し出すことで収益を生み出す事業を指します。

レンタルビジネスを通じて、

  • 「1回しか使う予定はないけれど、今すぐ使いたい」
  • 「購入するには予算的にハードルが高いけれど、使ってみたい」
  • 「購入しなくてもいいので、定期的に使いたい」

などのユーザーのニーズに応えられるようになります。

レンタルビデオやレンタカーに代表されるように、レンタルという業態自体は以前から存在していましたが、「モノを気軽に利用したい」という価値観の変化と、「低コストでモノを利用したい」という考え方から、気軽にレンタルを活用するライフスタイルが一般的になりつつあります。

近年では、インターネットの発展によりレンタルサービスが拡大傾向を見せており、「家電」「アウトドア用品」「衣服」など新しいジャンルでのレンタル参入が相次いでいるのが特徴です。

サブスクリプション・リースとの違い

サブスクリプション(サブスク)/リースとの違いは、ざっくり契約期間と利用できるサービスに違いがあります。

レンタルサービス/サブスクリプション(サブスク)/リースの違い
種類 契約期間 対象サービスの価格 特徴
レンタルサービス 短期間〜 低額なものから高額なものまで 契約終了後は返却する
サブスクリプション 短期間〜 低額なものから高額なものまで 何度でもサービスを受けられる
リース 長期間 高額なものが多い 契約終了後は返却する

レンタルサービスは短期間で貸し借りを行い、モノに限らずスペースなども貸し借りできるのが特徴です。

一方でサブスクリプションは、あらかじめ決められた定額料金を支払うことで、契約期間内にサービスを何度でも受けることができます。よく知られているサービスとしては、Netflixなどのコンテンツサービスや、Spotifyなどの音楽配信サービスが挙げられます。

リースは契約期間が長期間となる貸し出しサービスで、貸し出されるモノは高額になる傾向があります。車のカーリースや、機械設備などが代表的です。

「シェアリングエコノミー」に支えられるレンタル業の今後

近年「モノを気軽に利用したい」「低コストでモノを利用したい」という考え方が一般的になったことで、モノやサービスを他人と共有するシェアリングエコノミーという価値観が一般的になりつつあります。

シェアリングエコノミーに関する市場規模動向をまとめた「シェアリングエコノミー関連調査」によると、2022年度の市場規模は過去最高の2兆6,158億円であり、前年度⽐8.1%の増加が見られました

また、新型コロナによる不安や、認知度が低い点などの課題が解決した場合には、2032年度の市場規模は15兆1,165億円にまで拡大することが予測されています。(出典:情報通信総合研究所「シェアリングエコノミー関連調査2022年度調査結果

このように、シェアリングエコノミーという新しい考え方・価値観に支えられ、モノを貸し借りするレンタルビジネスは勢いを見せています。

近年では一般のユーザーでも気軽にモノの貸し借りやスキルのシェアができるようになっており、レンタル市場は今後ますます伸びていくことが予測されます。

【企業/ユーザー】レンタルビジネスのメリットは?

ここまでレンタルビジネスの基本や今後の傾向を解説しましたが、レンタルビジネスを通じて得られるメリットを、企業側とユーザー側の視点で考えてみます。

レンタルを通じて企業側とユーザーそれぞれが得られるメリットをしっかり理解することで、ビジネスのヒントや、ユーザーのニーズ理解につながり、レンタルビジネスの成功につながります。

【企業側】参入しやすく、中長期的に収益を上げやすい

1.継続的に安定した収益を上げられる

レンタルビジネスは、継続的に収益を上げやすいビジネスモデルです。

レンタルビジネスは、できるだけ多い回数をレンタルで回すことで利益を生み出すビジネスモデルです。1回の取引では資金を回収できないため、初期投資の回収までに一定の時間がかかるものの、中長期的な視点では継続して利益が生まれるため、安定した収益が見込めます。

通常のEC事業などとは異なり安定的な収益を確保できるため、需要や事業計画の予測がしやすく、事業投資などへ活かせるというメリットもあります。

2.新たな顧客ニーズの創出につながる

  • 「商品を使ってみたいけれど、値段が高い」
  • 「ちょっとしか使わなそうなので、わざわざ買うほどでもない」
  • 「商品を使ってみたいけれど、買ってから失敗したくない」

などの理由で、これまで商品の購入をためらっていたようなユーザーに対しても、レンタルサービスを通じてアプローチができるようになります。

通常の販売施策だけではアプローチできなかったユーザー層を獲得できるため、事業の幅が広がり、新たなユーザー層への知名度が向上するなどの効果があります。

3.新規参入のハードルが低く、市場を独占しやすい

レンタルビジネスはまだまだ新規参入がしやすく、戦いやすい市場です。

アイデア次第でいろいろな商品・サービスを軸に展開ができるため、品質/サービス内容/サポートなどを通じて他社との差別化を図ることができ、まだまだ戦いやすい市場といえます。

収益化の観点での注意点としては、

  • 市場のレンタル価格はどれくらいか
  • 限界レンタル回数や損益分岐点の見込みはどれくらいか

などをしっかり調査・算出し、慎重な事業計画を検討することが大切です。

4.顧客データを活かした戦略を立てやすい

ンタルビジネスはユーザーの利用データを蓄積できるため、顧客体験のデータを通じて

  • 利用ユーザーの声(レンタル体験の感想)
  • レンタルサービスのニーズ

などを掴みやすく、ユーザーの声を活かした事業戦略づくりができます。

通常のEC事業と比較してもレンタル市場の選択肢は比較的少ないため、うまくリピーターを獲得することができれば安定した売上の確保にも繋がります。

5.全国を対象にユーザーを獲得できる

ECを通じたレンタルビジネスを展開することで、全国を対象にユーザーを獲得することができます。

ECなら、現地での販売施策や貸し借りに制約されず、全国のニーズに対してレンタルサービスを提供できます。

自社の商材の知名度を全国的に広めることができるだけでなく、ニーズや反響のデータも幅広く収集できるようになるので、マーケティングへの活用も期待ができます。

【ユーザー側】必要なときだけ低コストで使える

1.必要なときだけ借りられる

ユーザーにとってレンタルサービスを利用する最大のメリットは、モノを所有する必要がなく、「必要なときに必要な期間だけ借りられる」という点です。

  • 「たまにしか使わないので購入するほどでもない」
  • 「そんなに使わないけど、買うと高い」
  • 「一時的に必要になったので、今だけ使いたい」

ユーザーがレンタルを検討するのは、「たまにしか使わない」「今だけ使いたい」という瞬間です。

レンタルビジネスの戦略を考えるうえでは、「ユーザーのニーズはどんな時に生まれるのか」に着目し深堀りすると、

  • 複数人で遊ぶ時に
  • 引っ越しの際に一時的に
  • 出張時に一時的に

といったニーズが可視化され、集客やマーケティングへ反映しやすいです。

2.コストを軽減でき、手が出しやすい

ユーザーは必要な期間分だけレンタル料金を払うだけで良いので、コストを軽減できるメリットがあります。

コストメリットを感じてもらうためには、他社のレンタル料金などを綿密に調査し、何が差別化できるのかを洗い出すのが効果的です。

企業側としては「効率的なオペレーションを練る」「広告費の運用を最適化する」といった取り組みを行うことで、利益の確保にもつながり、低コストで充実したサービスの提供につながります。

3.お試し感覚で使える

ユーザーにとっては、「気になっている商品をお試し感覚で使える」というメリットもあります。

例えば、「商品自体が高いので、購入しようか悩んでいる」というユーザーへ向けてお試しレンタルのメリットを訴求することで、本来はレンタルサービスの見込み客ではないユーザー層に対してもアプローチができるようになります。

また、ユーザーが商品を気に入った場合にはそのままレンタル商品を購入できるような仕組み(Rent to own)を取り入れておくと、「結局後で新品を購入するとトータルでは損しそう…」というユーザー心理を軽減することもできるので、効率的に収益を生み出すことができます。

レンタル後購入(Rent to own)については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

ニーズを掴めばレンタルビジネスはチャンスあり

レンタルビジネスのメリットまとめ

  • 「シェアリングエコノミー」に支えられ、レンタル市場はこれからも伸びる可能性が大きい
  • 企業にとっては「参入しやすく、中長期的に収益を上げやすい」のがメリット
  • ユーザーにとっては「必要なときだけ低コストで使える」のがメリット

レンタル市場は「シェアリングエコノミー」の価値観に支えられ、今後もますます伸びていくことが予測されます。

企業側からの事業視点でのメリットだけではなく、ユーザーにとってのメリットやレンタルを選ぶ理由を理解し分析していくことで、レンタルビジネスの成功に近づくでしょう。


弊社では、お客様とレンタル事業者をつなぐプラットフォームを運営してきたノウハウから、レンタルビジネスの開業に関するご相談をお受けしております。レンタルビジネスを新たに始めるにあたってお困りの点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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